「すいぞくかんをつくろう」では子どもたちがそれぞれ自分のすいぞくかんを製作します。詳細はこちらもご確認ください(note)。
子どもたちがそれぞれに制作した「さかな」のスプライトを1つのプロジェクト「みんなのすいぞくかん」にまとめていれて共同作品化、鑑賞会や発表会、保護者への発信などにご利用いただけます。
▼ 作成例映像 (44秒)
子供たちの作品が一つになる「みんなのすいぞくかん」
1つのプロジェクトにまとめる先生向けの手順はみんなのすいぞくかんの先生用教科書、 「すいぞくかんをつくろう」で子どもたちが制作した魚を「みんなのすいぞくかん」に入れるには をご確認してください。
今回は学童やプログラミング教室における「すいぞくかんをつくろう」「みんなのすいぞくかん」2コマの授業の組み立て方のヒントをお伝えします。また年度途中で新入会のお子さんがいらっしゃる場合、経験者のお子さんと混在するクラス構成になることも多々あります。そんな時、この2コマの授業構成ですと無理なく共同作品が作れると思います。
スクラッチ初心者がいても大丈夫!1回目の授業のゴール設定
まず大切なのは「1回目で全部完成させようとしない」ことです。特に新入会のお子さんがいる場合、思ったより進まないことがあります。
”「1匹の魚を完成させる」を最低ラインのゴール” に設定しましょう。
余裕のあるお子さんはぶくぶく・背景・さかなの複製に挑戦してもらいます。
- 冒頭にスクラッチの基本操作を軽く復習する(初めて授業に参加するお子さんがいる場合)
- ペイントの使い方を丁寧に解説する
- 魚だけにとらわれず「誰も見たことがない自分だけの生き物」でもOKと伝える
- 見た人が悲しい・嫌な気持ちになるもの、誰かの作品や写真はNGと、著作権やユーザーへの意識をやさしい言葉で伝える
- アイデアが出ない子には「1分間で思いつくだけ言ってみよう」などアイデア発想のヒントも促す
- とにかく制作を楽しむこと、急かさないことを最優先に
既存の「さかな」「ぶくぶく」スプライトにはアニメーションのための定義や「みんなのすいぞくかん」でスケールを変更するための仕組みをあらかじめ入れてあります。そこでこれらのスプライトを増やす場合は、「さかな」「ぶくぶく」を複製してからコスチューム(絵)を削除して描くように指導してください。
【ペイントで魚がうまく描けない時の対処法】
よくある困りごととその対処法です。
魚がステージで小さく表示される場合
まずサンプルとして用意してある「いか」のスプライトでだいたいの大きさを見本として見せましょう。ペイント画面のズーム設定が原因のことも多いです。ペイント画面の「=」を押して全体を表示してから1回「+」を押す程度がちょうどよいサイズです。ズームアップしすぎると描いた魚が小さくなってしまいますので描き初めに一度声かけをしていただくと良いと思います。
大きさの調整は「おおきさを○%にする」ブロックで行います。100が描いたままの大きさ、50で半分、150で1.5倍とやさしい言葉で説明してください。
ぬりつぶしでうまく塗れない時
ペイント下部に「ビットマップにへんかん」「ベクターにへんかん」のいずれかのボタンが表示されています。それぞれを押すとモードが切り替わります。「ビットマップ(画面表示はベクターにへんかん)」にしておくとペンで描いた輪郭の内側を塗りつぶししやすくなります。
それぞれに特性があるので適切な選択をしてください。ただ慣れないうちは「ビットマップ」がおすすめです。
向きのある魚は右を頭にする
向きのある生き物を描く場合は右を頭にするよう最初に伝えましょう。間違えた場合はペイントの「さゆうはんてん」で修正できます。
「さゆうはんてん」はビットマップの場合は画面左部の
を押してから上部の
を押します。
真ん中の位置(おへそ)を意識する
スプライトの中心位置も描きやすさに影響します。ペイント画面の を おへそマークなどと説明しておく
と描きやすくなります。
必ず「さかな」(「ぶくぶく」も同様)スプライトを複製してください。
さかな → 右クリック(iPadは長押し)→「ふくせい」
複製した「さかな2」のコスチュームを削除してから新しい絵を描きます。こうすることで、みんなのすいぞくかんに対応したプログラムがそのまま引き継がれます。
②複製したさかな2のコスチュームを削除する
③新しいスプライトのコスチュームを表示する
④コスチュームをドラッグして(iPadは指で押して移動)さかな2のスプライト上でドロップする
⑤絵が複数ある場合は繰り返す
⑥全ての絵をコピーできたら元のスプライトは削除か非表示にする
2回目の授業「みんなのすいぞくかん」鑑賞会の進め方
先生が1回目に制作した全員の魚を「みんなのすいぞくかん」に入れておきます。手順はみんなのすいぞくかんの先生用教科書、「「すいぞくかんをつくろう」で子どもたちが制作した魚を「みんなのすいぞくかん」に入れるには」ををご確認ください。
「みんなのすいぞくかん」は先生が利用される授業用の生徒アカウントでも構いませんし、各生徒さんのアカウントに入れていただいても構いません。
各生徒さんに完成したみんなのすいぞくかんを入れる手順は次の通りです。
①完成したみんなのすいぞくかんのSB3ファイルを先生のコンピュータに保存する
②各生徒アカウントに教材「みんなのすいぞくかん」を追加する
③ファイル→アップロードで①を読み込み、ただちに保存する
【2回目の授業の流れ案】
①鑑賞会
大きな画面に投影して全員で鑑賞
自分の魚について工夫した点や
見てほしいところを発表する
②改造タイム
「もっと増やして完成させよう」をテーマに
各自が魚やぶくぶくを追加・改造する
③みんなで背景を決める(時間があれば)
水族館の背景を全員で相談して決めると
一体感が生まれます
【完成後の活用アイデア】
- 動画キャプチャしてYouTube・SNSで配信
- 教室のタブレットやサイネージで再生してお迎えの保護者に見てもらう
- お家で見たいお子さんには各自のアカウントに追加してあげる
みんなのすいぞくかんと すいぞくかんをつくろう の関係
よく混乱しがちなポイントを整理します。
すいぞくかんをつくろう → 各自が魚を制作する授業用教材
みんなのすいぞくかん → 先生が全員の魚を1つにまとめる共同作品化のための教材
「みんなのすいぞくかん」はお子さんが自分で操作する前提ではなく、先生が授業後に共同作品を作るための仕組みです。ただし「すいぞくかんをつくろう」と「みんなのすいぞくかん」のさかな・ぶくぶくスプライトは互換性があるので、柔軟に活用できます。
お子さんが作ったSB3ファイルは決して削除しないでください。
壊れてしまった場合や入れ直したい場合を除き、作品は改良・改造を重ねてブラッシュアップしていきます。「完成させて終わり」ではなく「作り続ける楽しさ」を大切にしてください。
スムーズな授業のために
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先生向けサポートページ:https://usapro.yuber.jp/teacher-support/
うさプロ利用やスクラッチのお悩み相談ご質問はいつでもお気軽にどうぞ:info@yuber.jp(中村)